句集作成(6)
最終校正も終わり、印刷の指示を出す。もう後は製本された句集の納品を待つだけ。
原稿データは、全部自分で作成した。2回目の本作りなので、少しは慣れてきた。次の句集は何時になるのかわからない。さて100冊頼んだが、誰に配ろうか。
仕事終えマルセイサンド夏館
夏燕
燕が気持ちよさそうに、田んぼの上を飛び回っている。餌を探しているのだろうか。
朝の陽ざしが眩しい。すいすいと空を滑るように飛んでいく。いかにも、夏という感じがする。
夏燕水したたらせ空へ又
白石渕路の句。
シマウマ書房
雑誌「BRUTUS]の特集は「名古屋の正解」で、シマウマ書房が今池に移転したことを知る。本山の店はよく覗いたが、これは行かねばなるまい。
名古屋古書会館の古書展「オールデイズ」をみてから、JRで鶴舞駅から千種駅に。めざす店のある今池は地下鉄1本の距離なので歩くことに。途中ちくさ正文館に立ち寄り文庫本を1冊購入。今池のドン・キホーテを東に進み、イオンを越えたところにシマウマ書房はあった。3階建てのビルで、1Fは客寄せの雑本コーナー、階段を上がるとメインの書棚が広がる。照明を落としてこだわった棚が続く。いて気持ちのよい古書店。記念に林翔『初学俳句教室』を買って帰る。いま古書店はどんどん数が減っているので、ぜひとも長く続いてほしい。
金魚である理由の泡を一つ吐く
梶原美那の句。