幼友達 追悼10句

小学校、中学校が一緒で、今も飲み仲間の幼友達が亡くなった。7月6日屋根掃除をしていて転落、病院へ運ばれ手術。手術後、意識を無くし集中治療室にいたが、12日息を引き取った。脳内出血の事故死。56歳は早すぎる。今はただ、悲しいだけ。家族・友人・知人に見送られて、14日通夜、15日葬儀。


友人、岩島博司を悼んで10句

「蝉時雨すべての音を消してゆく」

「七夕の夜を静かに脈打てり」

「短夜や出口へ急ぐ人のあり」

「銀寒の裾を掴んで昇るかな」

「梅雨滂沱人に家並みに木に花に」

「忌中紙つくつく法師鳴き止まず」

「夕焼けてこれでお終い茜雲」

「夏の雲語ることなく去りゆけり」

「黄金虫姿を消しぬ夏の闇」

「空蝉や写真の人の笑い顔」