鞦韆

【2015年俳句(30)】

 

白梅は朝を含みてひやひやと

 

白梅が朝の冷気のなか、凜として咲いている。白い花弁を「ひやひや」と感じたままに。

 

鞦韆の下に揺れたる影ひとつ

 

揺れるブランコの下には、ブランコの影が常にある。光と影と、全てを揺らし漕ぐブランコ。