古時計

【2015年俳句(35)】

 

永き日やときおり止まる古時計

 

会社に骨董屋から買ったという大きな掛け時計がある。今も現役選手で動いているが、でも時々は止まってしまうのである。

 

春の日や葺き替えしたる屋根の上

 

自宅の屋根をふき替えた。以前の屋根にはスレート瓦がのっていたが、溝に埃や落ち葉が堆積し変色してしまった。ふき替えた瓦は、緑色の釉薬瓦。新しい屋根に春の日差しが眩しい。