西村和子

ふらんす堂の『シリーズ自句自解Ⅰベスト100 西村和子』を読み終える。昭和23年生まれの著者は句歴50年。俳句が好きでしかたない人という印象。しみじみと心に響いてくる句が多い。結婚、育児、離別、人が生きていくということを100句が語りかけてきます。

 

水音と虫の音と我が心音と

 

西村和子の句。音という字を読み方をそれぞれに3つ使い、静謐な時間へと読むものを引きずりこむ。お見事。