君たちはどう生きるか

日本経済新聞にマガジンハウスの『君たちはどう生きるか』が大きく広告されている。新装版40万部、漫画170万部で合計210万部とある。80年前の本が突如売れているのは何なのだろう。吉野源三郎のこの本は岩波文庫にも入り名著ではあろうが、突然のブームは何なのか。宮崎駿が映画化するからなのか。現代にこうした内容の本が見当たらないからだろうか。漫画は野暮ったい感じだし、何を読者は求めてのブームなのか、よくわからない。ベストセラーはそういうものだといえば、そうなのだが。

 

人間は生きよと銀河流れをり

 

上野泰の句。