雨蛙

昨日犬の散歩の途中、犬が立ち止まったところに雨蛙を発見。鮮やかな緑色をして、手を揃え、さてどこへ行こうかと思考中。そばにいる人間の存在は無視。芥川龍之介の「青蛙おのれもペンキぬりたてか」の句が浮かぶ。ストレスをかけないように静かに、その場を立ち去った。田舎に蛙がいるのはあたりまえだが、都会では蛙さえ見つけるのに苦労するのだろうな。

 

鳴く前の喉ふるわせて雨蛙

 

伊藤伊那男の句。