石橋辰之助

岐阜市の徒然舎に本の処分の相談に行き、ついでに『定本・石橋辰之助句集』(俳句研究社、昭和44年初版)を見つけ即購入。石橋辰之助は山岳俳句のパイオニアであり、まとまって俳句が読めるのは嬉しい。石橋辰之助は40歳で亡くなっているが生前に5冊の句集を出している。電車の中で、昭和10年の第一句集『山行』を読みだす。気持ち良い山の風が吹くような俳句が続く。もっと読み直されて良い俳人だと思う。

 

朝焼の雲海尾根を溢れ落つ

 

石橋辰之助「山行」より。