百姓貴族

少年サンデーの『銀の匙』がとうとう完結した。主人公の八軒雄吾がロシアの大地に降り立ち、ロシアで養豚をする夢が語られ、長い物語も幕を閉じた。

作者の荒川弘は、コミックエッセイ『百姓貴族』も出していて、最新刊の第6巻帯には「農フィクション漫画!!!」ついに累計260万部突破!とある。農業をテーマにした漫画がかくも売れるとはスゴイことである。それほど農業が現在では、生活から離れ未知の世界になったということか。だから心をくすぐるのかもしれない。

 

牛の眼にとほく牛ゐて牧閉す

 

鈴木牛後『にれかめる』の句。