迷ったら?

ライフネット生命の創業者である出口治明が、書いた文章に共感する。


メリットとデメリットがはっきりしていたら、人は選択に迷いません。迷うということは、どちらもよいところがあり、悪いところがあるから迷うのです。そういうときにいくら時間をかけて考えても、答えは出てきません。ただ時間が過ぎていくだけです。答えがでないのに迷うのは時間の無駄だから、「迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く」ですぐ行動したほうがずっといいのです。《『還暦からの底力』より》


人は迷う。幾つになっても迷う動物なのである。考えても答えが出ないのなら、やってみるしかないのである。
宮本武蔵は「我、事において後悔せず。」と言った。行動の結果が、思い通りにならないことは多い。後悔を恐れていては何もできない。宮本武蔵は、後悔を恐れる心の脆弱さを断ち切ったのである。それが彼の言葉の本意なのだろうと思う。