初詣をすませ、駅伝もテレビ中継が終わると暇になる。積ん読状態のマンガを読みだす。おかざき真理の『阿吽』(小学館)は、日本仏教の重要な人物である最澄と空海を描いたマンガで全14巻。去年9月に最終巻が出て購入したままになっていた。5巻で読みかけのままストップしていた。マンガの放出してくる熱量が半端ではないので、気合を入れて読まないと負けてしまう。仏教思想はマンガにしにくいと思うが、ベテランおかざき真理は力技で描ききった。最澄の比叡山は訪れたことがあるが、空海の高野山はまだ未見。ぜひとも訪ねてみたい。マンガでは人たらしの超人として描かれていた空海にも、ますます関心が高まり今年は追いかけてみたい。