物はこわれるのだ

物はこわれる。どんな状態でどんな使われ方をしたかで、その耐用年数は様々だが、最終的には壊れ使用できなくなる。長く使っていれば、いずれはガタがくる。我が家でも、玄関のタイルが剥がれだした。全部貼り替えるほど広範囲ではないので、接着剤で補修。補修している時に給湯の配管設備から水漏れに気付いて、業者に見てもらうことになった。自分の身体でも、昔はいたって健康だったが、不整脈を診断されてからは、通院と薬を飲むのが日常生活になってしまった。完全に壊れたらあの世行きだから、身体をいたわりながらぼちぼちと暮らしている。死んだ親父の年齢をすでに超えて生きているのだから、ありがたいことだ。


落椿眠れぬ夜が増えてゆく