海鼠腸

海鼠腸が好きで勝気で病身で

 

森田愛子の句である。森田愛子は、昭和22年に29歳で亡くなる。高浜虚子がかわいがった秘蔵の弟子で、小説「虹」の主人公。信州小諸にいた虚子と、越前三国にいた愛子の虹の句のやり取りはあまりに有名。

海鼠腸(このわた)が好きというのが意外だが、森田愛子という人がこの一句に鮮やかに表現されている。

 

そういえば、虚子の『虹』を古書店で見つけて買ったはず。探して愛子に会いに行くとしよう。

 

空蝉

蝉の幼虫が地上に這い出てきて、背中を割り川を脱ぎ捨て成虫になる。この蝉の抜け殻が「空蝉」と呼ばれる。成虫になるのは夜中に行われるが、夜明け前の深夜蝉の鳴く声がすごいのは、一人前になったという歓喜の歌を蝉たちが歌うためかもしれない。

 

空蝉や未来へ躍り出てゆきし

桃をもらって、冷蔵庫に入れたままになっている。水分のたっぷりとした甘い桃を食べるのは至福の時であるが、皮をむいて上手く食べるのが難しい。誰かが向いて、もう食べるだけにして有ればいいのだが。

西東三鬼の句集『夜の桃』を所有しているのが密かな自慢。

 

中年や遠くみのれる夜の桃

 

西東三鬼の句。

梅雨明け

19日東海地方に梅雨明け宣言。平年より2日、昨年より9日早い梅雨明けとなった。いよいよ学校も夏休みに入る時期である。暑さに負けないように水分補給をして、気合を入れて仕事しますか。

 

日野原重明さんが亡くなった。100歳を超えても現役の最前線に立ち、いきいきと人生を生きぬいた達人であった。

 

働いて飯食ふ土用太郎かな

 

ながさく清江の句。

 

 

 

 

 

 

キングダム

本日は『キングダム』最新刊である47巻の発売日。楽しみである。

いま最初から読み返しているが、10巻まできたところ。

一言で言えば、突き進むしかない者たちの「激情」の物語である。知的な戦術の駆け引きが絡まり、どう展開するのかとページを繰る手ももどかしい。この漫画が支持されている理由はわかる。

 

炎熱や勝利の如き地の明るさ

 

中村草田男の句。

ジャズ名盤

ジャズを聴くのがマイブーム。配信される音楽を聴くのではなく、CDで聞きたい。聞きたいというより集めたい。ターゲットが決まると蒐集癖に火がついてしまう。何かに夢中になることはよいことと、自分を説き伏せてブックオフでCDを物色。リー・モーガンの「ザ・サイドワンダー」と「アートペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」を購入。アートペッパーの音は艶めかしくてなかなか良い。モーガンはちょっと気分に合わない。

 

夜明け前ジャズのリズムに蝉しぐれ

 

海の日

汗びっしょりで目を覚ます。湿度が高くて身体にまとわりつく感じ。昨日夜は雨が降っていたが、朝もまだ湿気が抜けきらない。カーテンを開け窓から風を入れる。

高温多湿は日本の気候、天気予報は今日は35度になると言っている。35度って今は当たり前のようだが、そんなに日本は熱くなかったはず。

今日は「海の日」である。海には行けないが、会社には行く。

 

海の日や汗の雫のとどまらず