『働きマン』

21日は『女子柔道部物語』第3巻の発売日。小林まことと言えば柔道マンガ、累計35万部とある。買って帰りの電車で一気読み、面白い。

帰宅途中に晩酌のビールを買いにコンビニへ立ち寄り。安野モヨ子の『働きマン』がコンビニ専用コミックで売られている。累計330万部と宣伝文、昔読んだなと衝動買いしてしまう。いきのいい女子が活躍する物語に弱いねえ。



 枯芝にうつくしき日はとどまれり


吉武月二郎の句。

 

皇帝ダリア

家の皇帝ダリアが満開を迎えた。開花時期は11月後半から12月前半。2メートルはある背丈で一番上に、薄紫の花がいくつも咲いている。寒空に圧倒的な高さを誇示し、毅然として咲くその様子は、皇帝の称号がふさわしい。5~6メートル伸びるものもあるらしいから驚く。花言葉は、「乙女の真心」「乙女の純潔」。

 

冬帝と皇帝ダリア謁見す

 

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冬紅葉

冬になっても見られる紅葉を「冬紅葉」と呼ぶ。寒さが厳しさを増していくとともに、紅葉の色合いは鮮やかさを失い、くすみ濁りだす。11月後半はまだ紅葉が残るが、冬の景色へと加速してゆく。

 

冬紅葉冬のひかりをあつめけり

 

久保田万太郎の句。

薬喰

今年も「柳家」になじみのメンバーが終結し、1年のご褒美に薬喰。「薬喰」は、古く仏教の訓えにより肉食禁止であったが、寒中には薬と称して獣肉を食べたことによる。鹿肉のヒレとロースを炉端で焼いたものを頬張り、味噌仕立ての牡丹鍋、自然薯のとろろ飯、あー満腹。

 

家々の屋根を見下ろし薬喰

自在鉤揺らしてつぐや牡丹鍋

喉元を過ぎるうれしさとろろ汁

 

 

サラ・ヴォーン

朝から雨が降っている。

本日は、家内の誕生日であるが本人はパートに出かけ不在。

部屋でサラ・ヴォーンのCDを聴いている。クリフォード・ブラウンがトランペット吹いているやつ。それにしてもサラは、歌が上手いね。どこがどう上手いと文章にできないのがもどかしいが、その歌声に聞きほれてしまう。

 

人の世の窓打ちにけり冬の雨

 

西嶋あさ子の句。

 

 

味いちもんめ 漫画家食紀行

ファミリーマートに行くと『味いちもんめ』の単行本が並んでいる。漫画家食紀行1とあるので、あれ新シリーズかと思ったら、「世界の中の和食」シリーズは全2巻で完結している。そうか、前のシリーズ、正直つまらなかったもんな。

今回のシリーズは、大物漫画家を訪れ食関係の話題を引き出して漫画化。登場漫画家は、川崎のぼるちばてつややら、なじみの面々。食の話よりも、漫画家のエピソードがダントツにおもしろかった。『がんばれ元気』の作者小山ゆうが語る、高校時代の記憶がないなんてエピソードが本当にこの世にあるんだとビックリ。

 

葱買うて枯木の中を帰りけり

 

与謝蕪村の句。

天動説

天の川天動説は捨て切れず

 

「俳句αアルファ」最新号の「αアルファ俳壇」に入選した、原田隆史(大阪)さんの作品。このコーナーは4人の選者がいるのだが、大串章選・辻美奈子選で入選、青柳志解樹選・津川恵理子選で佳作と、全員がこの句を採った。まさに快挙である。

 大串章の選評は、「理論的には地動説が正しいと分かっている。しかし、太陽が東から上がり、西に沈んでいくのを見ると、天動説も捨てきれない。多くの人がこんな気持ちになるのではないか。私もその一人である。」

 辻美奈子の選評は、「自分は小さな星に乗り、回りながら天の川を眺めている。天はやはり大いなる何かの力で動かされているに違いない。そう信じてみたくなるほどの星空なのだ。」

 「天の川」の季語が、天体の広がりと星雲の美を与えている。「天動説」というような非日常の言葉ををぶつけて意外な展開となり下五の「捨て切れず」がよくきいている。この最後の未練の一言が深い味わいを残して句が完結。いやお見事。