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葱坊主

葱坊主とは、今時分にネギの花茎が伸びて球状の花を多数つけることをいう。畑の葱は丸い袋をつけて愛嬌がある格好をしている。

葱坊主の姿を見ていると、70年大阪万博岡本太郎が作った「太陽の塔」を連想するのだ。

 

葱坊主どこをふり向きても故郷

 

寺山修司の句。

山桜

散歩の途中、まだ散りかけの山桜が美しい。山ツツジの紫がここかしこに流れるように花を咲かせている。一斉に草も樹も新芽を出して、いよいよ夏への助走の始まりである。

小学生がにぎやかに学校へ登校していく。もの皆生気あふれる時節となった。おこぼれを頂戴しますか。

 

山国の空に山ある山桜

 

三橋敏雄の句。

 

藤井聡太、羽生に勝利

十四歳の中学生プロ棋士藤井聡太四段(愛知県瀬戸市出身)が、非公式戦ではあるものの棋界第一人者の羽生善治三冠を破り勝利。藤井はデビュー後13連勝と新記録を更新中。

羽生もすごいと思ったが、さらにすごい新人が現れた。後生おそるべし。

 

人は影鳥は光を曳きて春

 

永方裕子の句。

 

 

 

麗日

本日快晴。空に一片の雲なし。光があふれ、朝の空気が気持ち良い。部屋の窓を開け風を通す。こんな日は外に出かけるに限るけど、何も予定はありません。

家のチューリップは満開で、隣に植えてある水仙がしなだれてチューリップに言い寄るがごとく咲いている。チューリップも困惑の表情。家の庭には、いきおいよくタンポポがあちこちに咲きだした。タンポポの黄色をしばらく楽しむとしますか。

 

うららかやかんばせ風にふちどられ

 

行方克己の句。

西村和子

ふらんす堂の『シリーズ自句自解Ⅰベスト100 西村和子』を読み終える。昭和23年生まれの著者は句歴50年。俳句が好きでしかたない人という印象。しみじみと心に響いてくる句が多い。結婚、育児、離別、人が生きていくということを100句が語りかけてきます。

 

水音と虫の音と我が心音と

 

西村和子の句。音という字を読み方をそれぞれに3つ使い、静謐な時間へと読むものを引きずりこむ。お見事。

菫の濃紫の小さな花を散歩道に見かけるようになった。菫は可憐な花である。芭蕉が「山路来て何やらゆかしすみれ草」と詠んだ感じが分かる。日当たりのよい山野に自生するが、その種類は50種類以上あるという。夏目漱石にも「菫程な小さき人に生れたし」という句があり、私は漱石がさらに好きになったのでした。

 

菫咲き崖にやさしき日ありけり

 

石塚友二の句。

ゲートタワー

JR名古屋駅のゲートタワーが17日月曜日に完全オープン。三省堂書店が8Fに出店したので、どんな感じか興味津々、早速でかけてみた。ゆったりとしたスペースに棚が並び、選書しやすい。俳句の本を2冊買ったら、トートーバッグがもらえた。

名古屋駅界隈がドンドンお洒落になっていく印象、栄もうかうかしていられないね。ゲートタワーは、名古屋ターミナルホテルがあった場所。私の結婚式はここでしました、今は昔の話です。

 

遅き日のつもりて遠きむかしかな

 

蕪村の句。