右城暮石

右城暮石の俳句を読んでいる。右城暮石の俳句は、真っ直ぐに物を見た飾り気のない詠みぶりで、やわらかな気持ちになり読んでいて気持ちがいい。奧さんを癌で亡くした後は、96歳まで俳句に没頭した晩年だった。80歳を超えて3冊の句集をだした、その情熱に驚く。何だかんだと世話する人に囲まれて、愛すべき人柄だったのだろうと思う。


秋晴れの口に咥えて釘甘し


右城暮石の句。