2015-03-31から1日間の記事一覧

虚子探訪(35) 長き面輪

【 虚子探訪(35)】 「相慕ふ村の灯二つ虫の声」 明治38年。お互いを慕い合うかのように、村の人家に灯りが2つ点いた。あたりは一面虫の鳴く声でみたされている。 「もの知りの長き面輪(おもわ)に秋立ちぬ」 明治38年8月17日。王城、松浜と共に。物知りの長…