2015-04-05から1日間の記事一覧

虚子探訪(40) 主客閑話

【 虚子探訪(40)】 「寂(せき)として残る土階や花茨」 明治39年5月21日。何かの廃墟であろうか。物寂しくひっそりと、土を盛り作られた階段が残されている。今は使われることもなく、あたりには茨の花が咲き乱れるばかりである。 「門額の大字に点す蝸牛かな…