2015-04-28から1日間の記事一覧

虚子探訪(63) 一つ根

【虚子探訪(63)】 「この後の古墳の月日椿かな」 何百年の歴史を経た古墳を眼前にして、この後に続いていく月日を思う。悠久の時間の流れを作者は感じているのである。古墳には椿の花が美しく咲いているのだろう。 「一つ根に離れ浮く葉や春の水」 大正2年。…