2015-05-11から1日間の記事一覧

虚子探訪(76) 濡縁

【虚子探訪(76)】 「濡縁(ぬれえん)に雨の後なる一葉かな」 大正3年。雨が降った後の濡れた縁側に一枚の葉が落ちていた。雨風に運ばれてやってきたのだろう。激しく降った雨を思い、ただいま現在の静かな時間を感じる句。 「葡萄の種吐き出して事を決しけり…