2021-05-27から1日間の記事一覧

句集『稲津』(121)木端微塵

【句集『稲津』(121)】道淋し木端微塵に氷割る 冬の道を歩くのは、淋しさが漂う。膚を刺す寒さと、蕭条と続く風景がそう思わせるのだろう。道にできた氷を木端微塵になるまで割っていく。 寒風や線路の上を保全人 身を切るような寒さの中、線路の上を保全…