2014-05-30 鷹羽狩行が詠んだ鵜飼 5月11日、長良川鵜飼始まる。 鵜飼を詠んだ俳句の最高峰は、芭蕉の「おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな」だと思うが、どうだろう。角川の雑誌『俳句』2014年6月号が、鷹羽狩行の特別作品50句を巻頭に掲載している。その中で長良川五句として詠まれた句は、「鵜篝やそこに太初の闇生まれ」「篝火の速し鵜川の流れより」「篝火を籠のかたちに鵜舟過ぐ」「誓子なら詠まむ鵜飼の総がらみ」「漁終へてなほ直立の鵜匠かな」さすが狩行である。