未完

白梅や父に未完の日暮あり

 

櫂未知子の句である。人生に完成はあるのだろうか。完成がなければ、人は永遠に未完の存在である。完成はないかもしれないが、日暮れは確実にやってくる。

できることからやるしかないのである。不揃いのままになっているものをまずはコンプリートしよう。