角川源義

角川春樹の『角川源義の百句』(ふらんす堂)を読んでいる。親子の俳人は、飯田蛇笏・龍太、後藤夜半・比奈夫などあるが、子供に語ってもらえるのは幸せなこと。源義の私生活はかなり奔放だったようだが、娘の眞理か自殺して亡くなっている。源義は58歳でなくなっているが、娘を亡くした父の心中は、いかばかりかと思う。


ロダンの首泰山木は花得たり

篁に一水まぎる秋燕

花あれば西行の日とおもふべし


角川源義は、この3句。