メメント・モリ

老人保健施設にいる母を訪問。近所の葬儀の連絡と幼馴染の喪中はがきを渡す。ご近所の訃報は母の一歳下、幼馴染は同年。母は8人兄弟で今や母が1人残るのみ。父も8人兄弟で今は4人残っているだけ。近親者が亡くなって自分が残されていくという気持ちは、当事者でないと分からないだろう。やがては、自分もそうなる、老いていくとはそうした哀しみも受け入れていくことなのかもしれない。

 

山眠るみな紋付の遺影たち

 

上野一孝の句。