鏑木清方
長久手市にある名都美術館で開催中の「鏑木清方展」が本日最終日。高速道路を使ってドライブがてら出かける。
名都美術館は林テレンプ株式会社が母体となる一般財団法人林美術財団が運営しているもので、1987年に中区で開館し、1992年に長久手市に移転した。上村松園、鏑木清方、伊東深水などの美人画のコレクションが充実している。
展示されていた中で一番は、『たけくらべの美登利』(京都国立美術館所蔵)。心奪われる美しさ、いつまでも見ていたい。絵が圧倒的な力をもって迫ってくる。それは作品の持つオーラなのだろう。この1枚が見られただけでも、わざわざ来た甲斐があったというもの。
ふるきよきころのいろして冬すみれ
飯田龍太の句。