干し柿

小学校から高校まで同じ学校に通った同年の友人はパイロットをしているが、コロナのために飛行機がとばず自宅待機状態。その友人が干し柿を作り、わざわざ家まで届けてくれた。吉田兼好の『徒然草』の文章を思い出した。「よき友、三つあり。一つには、物くるる友。二つには医師。三つには、知恵ある友。」故郷の太陽光と風で作った干し柿を堪能するとしよう。昔は保存食として、どの家も干し柿を作ったものだ。


恵那に雪吊柿あまくなりにけり


大橋櫻坡子の句。