猫俳句パラダイス

幻冬舎新書の『猫俳句パラダイス』(2017初版)を読み返す。作者の倉阪鬼一郎は、4匹の猫を飼う猫好き。あらためて読み返すと、猫俳句を集めた句集というのは結構あるもんだとの感想を持つ。私は戌年の生まれで犬に肩入れする者であるが、犬俳句の句集は未見。誰か句集でもアンソロジーでもいいから出して楽しませてくれないものか。


猫の子にどの子も声をかけてゆく

丸山南石の句。

スリッパを越えかねてゐる子猫かな

高浜虚子の句。

三月の猫の肉球ふくふくと

内野聖子の句。