プロデュースの基本

木﨑賢治の『プロデュースの基本』(インターナショナル新書)を読む。評論家の話より、専門家の話の方が圧倒的に面白い。

多くの人にとって、中学生、高校生のころに聴いた音楽がいちばん衝撃的だったと思います。音楽知識も経験もなく、何かと比較することもなく、そのままズバッと全部を受け止めてしまう体験です。そのあとに出会っていく音楽は、やはり最初の経験と比較しながら聞くことになってしまいます。

そうか、そうだよなと思う。私の場合はフォークソングで、吉田拓郎中島みゆきは今でも聞く。子供の頃の歌が人生の同伴者になる。いつの時代も、いい歌が流れているといいな。