地銀消滅

愛知銀行中京銀行経営統合を検討しているとの報道。中京銀行は大規模な希望退職を募集して話題となったが、着々と生き残りを摸索した結果だろう。選択肢が多数あるわけではない。東海地区の第1地銀、第2地銀のいずれかと合併するしかないのである。どこを選ぶかに過ぎない。銀行に画期的なビジネスモデルがあるわけではない。細りゆく収益構造の中で、生存競争に残るには、それなりの規模がどうしても必要不可欠。いま資産規模は10兆円ほどが最低でもほしい。愛知、中京が統合しても決して充分と言える規模ではないだろう。いずれにしろ、地銀の淘汰は進む。十年後に第2地銀は、ほとんど残らないのではないだろうか。


冬木立風吹かぬ日はついに無し