『川柳の神様』

俳句に限らず短歌も川柳も好きだ。ジュンク堂の書棚に新書版の『川柳の神様Ⅱ』(新葉館出版)を見つける。中の川柳をパラパラと見るといい句が載っているので、興味を惹かれ購入してみる。著者は、三上博史という人で、自治医科大学の広報誌に連載していた「川柳コラム」から抜粋して編集したものとある。


父さんの形のままに靴がある(田村和艶子)

余生とはすぐに日暮れが来てしまう(和田あきを)

苦笑いもう刃こぼれが止まらない(藤原鬼桜)

適当にって言われた雨の匂いした(笹田かなえ)


いいなあ。言葉が胸に刺さってくる。もっと読みたくなり『川柳の神様Ⅰ』を注文してしまった。