電車とスマホ

電車通勤である。片道45分は乗車している。電車に乗っているとき何をしているか。私の場合は、新聞を読んだり、本を読んだり、スマホを見たりというのが大勢。

今はほとんどの人がスマホで自分の世界に没入している。ゲーム、TV、が移動しながら楽しめるというのは凄いことではある。半面、人生の時間の大部分を、他人が与えてくれる情報、サービスを消費するのに費やしている。蓄積されていく膨大な情報データは、利用できる量を超えている。時間つぶしには事欠かない。

21世紀は前世紀とは断絶したものとなるだろう。


 

携帯を見る人ばかり雲の峰 

 

 

 

 

十薬

十薬はドクダミのこと。あちこちドクダミの白い花を見かける。薬効が多いので十薬と呼ばれるが、独特のにおいが嫌われドクダミとみもふたもない名前をつけられて、お気の毒様です。白く密集して見えるのは総苞で、苞の中心に黄色い花が穂状に咲いているというのが正しい。

 

ドクダミや闇に開きて十文字

カンナ

11日、ホームセンターに立ち寄りカンナの苗を買う。カンナは明治時代に渡来、70種類以上の園芸種がある。茎は1~2メートルの高さとなり、筒形の独特な花を咲かせる。

さて何色の花を咲かせるのであろう。カンナは秋の季語とされている。花言葉は「情熱」「快活」「永遠」「妄想」。

 

鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ

 

渡邊白泉の句。

 

 

土岐よりみち温泉

身体がくたくたである。ゆっくりと疲れをとりたい。ということで、土岐アウトレットモール近くにある「土岐よりみち温泉」へ出かける。天然温泉で7種類の大浴場と7種類の露天風呂があり、1か月ごとに「空の湯」「森の湯」が男女入れ替わる。この日は「森の湯」へ入りました。「寝転湯」で素っ裸で寝ていると、とても気持ちよく開放感がありますねえ。露天風呂には日よけに色とりどりの傘が並んで美しい。入浴料は900円。

 

思ひ思ひに外を見てゐる夏座敷

 

細見綾子の句。

 

 

 

オクラ

オクラはアフリカ原産のアオイ科多年草。日本の食卓にのぼるようになって久しい。

サラダにオクラをよく使う。輪切りにすると、白い五角形の星型がきれいでアクセントになる。粘りのある食べ物は身体によいので、オクラの他に長芋、納豆などもよく食べる。オクラは豚バラ肉を巻いて焼いたのも美味、酒のつまみによく作る。

自家栽培しようと4本苗を植えた。うまく育つか楽しみ。

 

樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ

 

日野草城の句。

向日葵

今年花壇に植えた2本の向日葵が開花した。向日葵の濃い黄色が力を与えてくれる気がする。去年も向日葵を植えたが、すごく背の低い鉢植え用で地面からすぐ花という感じでものたりない思いをしたが、今年は背丈50センチほどの小ぶりながらも端正な姿に見とれている。

向日葵の花言葉は、「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」。向日葵が咲くと夏という季節を実感する。

 

向日葵の一茎一花咲きとほす

 

津田清子の句。

野菜サラダ

朝食は必ず自作の野菜サラダをたべる。

レタスをちぎり、千切りキャベツ、キュウリ、ニンジン、大根、ミョウガ、生姜、オクラ。そして必須のアボガド。じゃこ、桜エビを少々。

オリーブオイルをかけまわし、ポン酢をかけて、その上に鰹節をふりかける。

あとはヨーグルト、バナナ、トマトジュース。これが朝の定番。

 

美しき緑走れり夏料理

 

星野立子の句。