虚子探訪 (6) 瓜盗人

【虚子探訪 (6) 】

 

「先生が瓜盗人(うりぬすびと)でおはせしか」

 

明治29年。瓜泥棒を捕まえてみれば『なーんだ、先生かよ』。「おはせし」と敬語表現に諧謔味がある。

 

「病む人の蚊遣見てゐる蚊帳の中」

 

明治29年。病気となり蚊帳の中に寝ている人がいる。蚊取り線香の煙が立ちのぼるのを見ている所在なき時間。

 

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携帯句会は、投句が28日に集中、結果的には9人参加となりました。選句メールを1日発信しました。ご協力ありがとうございました。

昨日の記事に、2620件もアクセスがあってびっくり。何だったんだろう。