勝目梓の俳句

勝目梓といえば官能バイオレンス小説の作家で大量の作品があるが、46人の俳人をとりあげ精細に論じた『俳句の森を散歩する』(小学館、2004年初版)も出している。この本は俳句愛あふれ、俳句の入門書としてお薦め。勝目自身も俳人であり、「全日本俳句結社総評議会」と銘打った句会を20年以上にわたって主宰し「一煙」の俳号をもつ。


春泥の道に葬列影長し

向日葵の花芯の暗き真昼なり

言わざりし事多き日や鰯雲


勝目梓の俳句3句、ふらんす堂あたりで句集を出してくれないかな。もっとこの人の俳句を読んでみたい。