『俳句αあるふぁ』休刊

毎日新聞社の雑誌『俳句αあるふぁ』が、3月14日春号を最後に休刊となることが、今月発売の同誌の巻末に発表されている。判型を刷新し、毎月から季刊に変更して、生き残りを模索したが力尽きた。俳句雑誌から朝日新聞に続き毎日新聞も脱けることになった。『俳句αあるふぁ』は、私が俳句を始めて最初に買った俳句雑誌なので思い入れはある。写真などビジュアル面に力を入れていたこと。作家単位の特集を組んでいたこと。投句コーナーは、必ず投句が活字になったこと。以上が特徴的な雑誌だった。新しい判型になって分厚くはなったが、特集内容も魅力的とは言いがたかった。固定ファンをつかみきれなかったということなのだろう。


冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ


川崎展宏の句。