『俳句αアルファ』最終号

毎日新聞社の俳句雑誌『俳句αあるふぁ』が休刊となる。3月14日春号が最終号、特集は「俳句と生きる」。特集俳人は柿本多映。サブ企画が「震災と俳句の十年」。
真夜中に目が覚めて、どうにも寝られずパラパラと読み出す。創刊して28年、私が購読しだして10年になる。
掲載された文章を読みながら自分でも考えてみる。俳句は人の息である。息はすなわち生である。生きているがゆえに人は呼吸をする。吐息のようにはかなく消えてゆくものではあるけれど。自分のために詠んでいるのだからそれもまたよし。時に誰かが共感を寄せてくれれば、こんなに嬉しいことはない。


春の山たたいてここへ座れよと


石田郷子の句。

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