句集『稲津』(16)巣立鳥
【句集『稲津』(16)】
巣立鳥さえぎるものは空になし
長女の大学卒業を祝って送った句。長女は東京で就職して一人暮らしをしていたが、地元にUターンして再就職した。自分で進学先も仕事も決めて生きている。空はどこまでも広い、どこへ行くも自由。
苺の実ぐるりと種の取り巻ける
苺の実をよく見ると、ブツブツとしたへこみには小さなタネがくっついている。小さな苺の実の周りを、ぐるりと種がひしめいているという小さな発見。
【句集『稲津』(16)】
巣立鳥さえぎるものは空になし
長女の大学卒業を祝って送った句。長女は東京で就職して一人暮らしをしていたが、地元にUターンして再就職した。自分で進学先も仕事も決めて生きている。空はどこまでも広い、どこへ行くも自由。
苺の実ぐるりと種の取り巻ける
苺の実をよく見ると、ブツブツとしたへこみには小さなタネがくっついている。小さな苺の実の周りを、ぐるりと種がひしめいているという小さな発見。