劇作家・清水邦夫逝く

劇作家の清水邦夫が15日に84歳で老衰のため亡くなった。
1960年代後半から70年代初めにかけて、演出家の蜷川幸雄と「真情あふるる軽薄さ」「ぼくらが非情の大河をくだる時」などの作品を発表し、若い世代の熱い支持を得た。
私は『火のようにさみしい姉がいて』を所属していた学生劇団新生で上演。演出を務め、清水氏と上演料の交渉をしたのは貴重な思い出。すでに蜷川幸雄は亡くなり、清水邦夫の妻で俳優の松本典子も亡くなっている。時代は確実に移っていく。合掌。


再びは生まれ来ぬ世か冬銀河


細見綾子の句。