『俳句いまむかしふたたび』

坪内稔典の『俳句いまむかしふたたび』(毎日新聞社)を読み出す。この本は、一つの季語で現在の俳句と過去の俳句とを並べたアンソロジー。多彩な俳句が読めて楽しい。俳句を読んでいる時が一番心安らぐのである。何でもないことだけど、俳句の十七文字に切り取られると光だす。


バスの窓春の光のあたる席


鶴田静枝の句。