『百代の俳句』

『俳句いまむかしふたたび』を読んでしまったので、『百代の俳句』(田原編、ポエムピース)を読み出した。この本は、江戸時代から現代までの俳人一人十句のアンソロジー。各俳人の代表作は採られているが、3割くらいは何でこの句なのかなと思う。編者が中国人で翻訳した時に伝わるかの観点で選んだらしい。選句がどうしても散文的で情景がはっきり分かる句に傾きがちになっている気がする。まあ知らない句に出会えることを良しとしよう。