虚子探訪(28) 藤波
【 虚子探訪(28) 】
「裏山に藤波かかるお寺かな」
明治37年4月25日。徳上院例会。お寺の裏山は藤の花が満開であると藤を嘗美した句。
「ほろほろと泣き合ふ尼や山葵漬」
明治37年。山葵漬がつーんと鼻にきて尼さんたちの眼に浮かんだ涙を、うまく活写。「ほろほろと」の古語の使用がうまく決まって俳諧味がでている。
【 虚子探訪(28) 】
「裏山に藤波かかるお寺かな」
明治37年4月25日。徳上院例会。お寺の裏山は藤の花が満開であると藤を嘗美した句。
「ほろほろと泣き合ふ尼や山葵漬」
明治37年。山葵漬がつーんと鼻にきて尼さんたちの眼に浮かんだ涙を、うまく活写。「ほろほろと」の古語の使用がうまく決まって俳諧味がでている。