美しい日本の名俳句1000

『美しい日本の名俳句1000』(彩図社、2020年)を購入。今井義和編集。
俳句好きには、自分だけのアンソロジーを組んで本にしたいという願望がある。この本もその一冊。俳句の分類を大きく「自然」「施設」に二分し、キーワードを設定して四季毎に俳句が並べてある。しかし、構成のバランスを重視したのか、選句した俳句の重量感のバランスが悪い。この句を名句として取り上げるのかと思うものがある。名だたる俳人の作品だから悪くはないが、それほどのものかというのが正直な感想。まあ、選者の好みだから、あれこれ言うことでもないが。


浅草や夜長の町の古着店

永井荷風の句。