山藤

藤の花がいまが盛りである。我が家の前の林にも藤の花が滝が流れるように絢爛豪華に咲いて楽しませてくれる。藤の花は万葉集の昔から日本人に愛されてきた。枕草子の八十四段には「めでたきもの」として「色あひ深く花房長く咲きたる藤の花、松にかかりたる」とある。姓にも藤の文字は多用され、家紋にも藤のデザインは少なくない。藤は、日の当たるところを好むのも私が藤好きのイチオシの理由。


そこかしこ滝現れて山の藤


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