句集『稲津』(90)十六ビート

【句集『稲津』(90)】

珈琲の皿に小さく冬日


珈琲皿と珈琲カップ、喫茶店でのありふれた光景。午後の日差しはやわらかで、珈琲皿にできた小さな影。珈琲カップを手にして、残りの珈琲を口にする。


俎の十六ビート葱刻む


台所に入って調理中。葱を刻む包丁の音が心地よい。刻むスピードを上げてみる。エイトビートから十六ビートにテンポアップ。本日、わたくし絶好調。