阿波野青畝

『俳句』11月号を買う。角谷昌子の連載「俳句の水脈・血脈」が阿波野青畝を取り上げている。阿波野青畝が亡くなったのが平成4年だから対象になるのかとちょっと驚く。『長生きは得でっせ』と語った青畝は、私の最も敬愛する俳人である。最近主宰誌「かつらぎ」の阿波野青畝追悼号を手に入れたばかりであり、また青畝に会うのは奇縁。改めて阿波野青畝に書かれた文章を読むと、青畝の苦難の人生とそれを感じさせない自由自在の俳句世界がしみわたる。


鮟鱇のよだれの先がとまりけり


青畝の句。