8月15日

 世間はお盆で休みだが、私は仕事。鞄を提げて電車に乗る。昨日『月に吠えらんねえ』を読んでいた影響で、ブックオフで買った新学社文庫『現代日本詩集』(浅野晃編)を読んでいる。詩のアンソロジーなんて久しぶりである。詩人の中では三好達治が一番好きだ。読んでいるうちに、やっぱり俳句の方が性に合うことに気づいた。言葉が多いのは煩わしいのである。
 今日も一日、ひたすら働いた。安心して働けることの幸せを思う。八月十五日は、戦争を知らない子供たちの一人だが、やっぱり戦争のことを考える日であることは間違いない。敗戦から77年、日本に戦後が永久に続くことを祈るばかり。


八月の十五日より戦無く