句集『稲津』(99)夜の塾

【句集『稲津』(99)】

新学期煌々として夜の塾


4月からは新学期、学年が変わり新しいスタートを切る。駅前にある学習塾の明かりが夜に煌々と灯っている。建物の中には勉強に励む子供達がいる。


かの空の一点となりつばくらめ


つばめが空を自由自在に飛び交う季節となった。遠くを飛んでいるつばめは点になって消えた。つばめの飛ぶスピードと躍動感が好きだ。