句集『稲津』(107)威風堂々

【句集『稲津』(107)】


飛沫あげ波従へてボート漕ぐ


長野県の天竜峡で、ゴムボートに乗り川を下るラフティングを体験する。オールを漕いで波に乗り込み、川の流れに沿って蛇行し、飛沫を上げて進んで行く爽快感はたまりません。


黄金虫威風堂々まぐはへる


散歩をしていると道の真ん中の枯れ葉の上につがいの黄金虫を発見。ただいま交合中。その堂々とした姿が素晴らしい。人間はこうはいかない。