句集『稲津』(108)山百合
【句集『稲津』(108)】
山百合の花立ち上がりわが故郷
夏、山百合が町のそこかしこに姿を現す。
家の庭に、小学校のグランドの法面に、県道の山裾に。白く長い花弁とすくっと立つ山百合はふる里の花。
夕焼空追ひかけ走る海岸線
遥か彼方に見える夕焼けを追いかけるように、海岸沿いの道路に車を走らせる。夕焼け空が消え、星がでる夜になる前にどこまで行けるのだろうと思う。
【句集『稲津』(108)】
山百合の花立ち上がりわが故郷
夏、山百合が町のそこかしこに姿を現す。
家の庭に、小学校のグランドの法面に、県道の山裾に。白く長い花弁とすくっと立つ山百合はふる里の花。
夕焼空追ひかけ走る海岸線
遥か彼方に見える夕焼けを追いかけるように、海岸沿いの道路に車を走らせる。夕焼け空が消え、星がでる夜になる前にどこまで行けるのだろうと思う。