句集『稲津』(122)宮の渡し

【句集『稲津』(122)】

波静か宮の渡しに鴨の列


名古屋市熱田の蓬莱軒へ行った時、近くの宮の渡しまで散策。海には鴨が列をなして浮かんでいた。芭蕉の「海くれて鴨のこゑほのかに白し」を口ずさむ。


白梅の蕾眺めてまた眺む


散策しながら、梅の花の開花状況を確認していた。古老の白梅は、まだ蕾。枝にびっしりと蕾が並んで出番待ち。まだかな、まだかなと待つ楽しみ。