オリンピック雑感

朝に目覚めてからも、昨日の女子フィギュアスケートのことについて考えている。率直にいえば、この不快感は何なのかということ。ドーピング疑惑にゆれたワリエワがフリー4位となり、ロシア選手が1,2位。坂本花織が3位となった。坂本花織は自己ベストの会心の演技で、1,2位のロシア選手の演技も素晴らしいものだった。ワリエワの演技は乱れ、正直見るに耐えなかった。
ドーピング疑惑のある中で彼女を何故特別扱いで参加させたのか。彼女の順位が如何なるものであっても、オリンピックに全てをかけて参加した他の競技者に悪影響を及ぼした。後味が悪すぎる。IOCの姿勢がスポーツの精神を蝕んでいる。北京オリンピックの判定は、フィギュアスケートだけでなく他種目でも疑問符がつく。オリンピックが単なる興行に変質してしまった。


スケーター回転軸の崩れざる