『本の雑誌』と目黒孝二

会社帰りにスマホを見ると、目黒孝二の訃報記事が流れている。目黒孝二は『本の雑誌』を椎名誠沢野ひとしらと立ち上げた創刊メンバーで、長く発行人を務め文芸評論家・エッセイストとしても活躍した。私は『本の雑誌』の大ファンで定期購読もしていたし、バックナンバーも初期一桁の数冊を残して買い集めた。目黒孝二のエンターテイメント分野は私の読書範囲と必ずしも一致しないが、本好きが編集しているのだから、面白く無い訳がない。坪内祐三群ようこ本の雑誌で知ったと思う。何十年も楽しませてもらったが、目黒孝二が発行人を辞めてから、本の雑誌も買わなくなり集めた雑誌も処分してしまった。76歳、肺ガンだったとのこと。長年楽しませてくれてありがとう。合掌。

 

夜咄やとにもかくにも本のこと